萬燈とは

萬燈とは五月の第三日曜日(前日の土曜日は宵宮)に行われ、

燕戸隠神社の春季例大祭に登場します。


 
 宮町・仲町など氏子町内の目抜き通りを、若連中(萬燈組の若い衆)が萬燈を曳きながら練り歩き、萬燈を目抜き通りのお宅前に門付けし、氏子の各家々に金棒、お玉と呼ばれる少年少女を伴って訪問します。その際、若連中は木遣音頭、伊勢音頭を唄い、お玉が伊勢音頭に合わせて踊りを披露致します。


 
 宵宮の土曜日は、萬燈発祥の木場小路、宮之浦、池之端と、神社参拝後木場小路へ還る途中の宮町の表通りを回り、今年もまた萬燈行事を執り行うことが出来るという喜びを爆発させます。

 本祭りは、萬の灯火をもって人々の心を明るく照らし、人々が幸せに暮らせるよう願いながら、丸一日掛けて市中数百軒(現在四百軒あまり)のお宅を訪問し、全身全霊をもって萬燈を披露します。



 二日間の萬燈行事を終えた本祭り夜には、最後の締めくくりとして、戸隠神社参道を全力で駆け上がり、参加者全員社殿へ勢い良く舞い込みます。 そして、その勢いのまま肩を組んで輪を作り「ワッショイ、ワッショイ」と荒く激しく社殿床を踏み鳴らすと、二日間の萬燈行事を無事執り行うことが出来た達成感に、参加者全員気分も最高潮に達します。

 参加者全員全ての力を出し尽くす頃、カチの合図で全ての萬燈行事が終了し、また同時に翌年の萬燈が始まることになります。


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